お知らせ
市工連横浜港施設見学会を実施しました
市工連では、11月12日(木)の午後、市工連各委員会の委員等を対象に、横浜港の本牧ふ頭・横浜港シンボルタワー及び大黒ふ頭・横浜港流通センターを見学し、その後懇親会を開催しました。
見学会参加者は市工連委員等15名、市工連事務局3名の計18名。横浜港振興協会に用意していただいたマイクロバス2台(コロナ対策のため定員の半分以下の人数が乗車)に分乗し、それぞれのバスに同協会のガイドが乗り込み、説明を受けました。予報とは異なり曇りの天気で、肌寒い陽気でした。
まずはバスで本牧ふ頭に向かいました。本牧ふ頭は貨物のコンテナ化の進展に伴い、コンテナ貨物を取り扱う施設を作るため、東京オリンピックの前年、昭和38年(1963)に埋立てが始まり、昭和45年(1970)に完成しました。その後、コンテナ貨物の増大に伴い、大黒ふ頭の埋立てが昭和46年(1971)に始まり、平成2年(1990)に完成しました。さらに、コンテナ船の大型化に伴い、平成2年(1990)に南本牧ふ頭の埋立てが着工しました。
横浜港のコンテナ取扱量ですが、平成6年(1994)には世界で10位に入りましたが、令和元年には61位。東京港の39位に次いで国内第2位となっています。ちなみに世界の1位は上海港、2位はシンガポール港です。
※本牧ふ頭についてはこちら → https://www.yokohamaport.co.jp/facilities/honmoku/
本牧ふ頭では、ふ頭の先端にある「横浜港シンボルタワー」でバスを降り、地上36.5mの展望室まで階段を上り、本牧ふ頭と横浜港を見ることができました。このタワーは横浜港に出入りする船の信号所として、船が安全に航行できるよう入出港の信号を送っています。また、市民のための展望施設も兼ね備えています。
昨年の台風15号・19号で、同タワーは被害を受けませんでしたが、周囲では大きな被害を受け、護岸の復旧とかさ上げ工事が行われていました。
本牧ふ頭では、バスはコンテナを積んだトレーラーの合間を縫って、コンテナの積んであるヤード近くまで行くことができました。
本牧ふ頭からは横浜ベイブリッジの2階建て構造になっている下の階・国道357号線(無料/上は首都高速湾岸線で有料)を通って、大黒ふ頭に向かいました。横浜港の主力輸出品目の1つである完成自動車(乗用車やトラックなど)が積み出しを待っているヤードの様子が、よく見えました。
※大黒ふ頭についてはこちら → https://www.yokohamaport.co.jp/facilities/daikoku/
例のダイヤモンドプリンセスが停泊していた客船ターミナルも眼下に見えました。
※大黒ふ頭客船ターミナル供用開始の記事(タウンニュース)はこちら
→ https://www.townnews.co.jp/0117/2019/05/16/480978.html
大黒ふ頭では「横浜港流通センター(Y-CC)」を見学。この施設は平成8年(1996)に稼働し、荷捌きからの保管、流通加工(例えば輸入品に日本語のラベルを貼るなど)、配送までを一貫して効率よく行うことが可能な総合物流施設です。5階建てで延床面積32万㎡、一つの建物としては日本最大の物流施設ではないかとのこと。施設両端には上り専用、下り専用のランプウェイ(らせん状の傾斜路)があり、大型のトレーラーが上層階まで乗り入れできます。
※横浜港流通センターについてはこちら → https://www.yokohama-cargo-center.jp/
屋上からは、目の前のコンテナヤードでコンテナを動かしている様子が見られました。
※横浜港についてはこちら(キッズページ)→ https://www.yokohamaport.co.jp/20110602/
見学後は、みなと工業会の会員である横浜中華街の「大珍楼」で懇親会を開催。コロナ感染予防対策をとりながら、和やかに懇親が深まりました。
施設見学された方からは、「普段見ることのできない場所だった」、「このような場所は知らなかった」などの声が聞かれ、「ミナトヨコハマ」を認識された一日でした。