お知らせ
JFEスチール東日本製鉄所施設見学を実施しました
発行日:2022年12月06日
市工連では、11月17日(木)の午後、市工連役員、事業企画委員会の委員等を対象に、JFEスチール東日本製鉄所扇島を見学し、その後懇親会を開催しました。
見学会参加者は市工連役員・委員7名、横浜市3名、市工連事務局3名の計13名。港南区工業会会員の宮島バスのマイクロバスに乗りJFE東日本製鉄所に向かいました。
バスは、JFEスチール海底トンネルを通り扇島に到着。扇島中央事務所にて、施設紹介のDVDを視聴した後いよいよ施設見学。
施設内は、大水深バースに入った船から原料ヤードにおろされた鉄鉱石(赤い山)、石炭(黒い山)、石灰石(白い山)に分けられ(グーグルマップでもはっきりわかります)原料処理され、製鉄所のシンボルである高炉で銑鉄を作ります。銑鉄は固くてもろく、そのままでは加工できないため転炉で不純物を取り除き加工しやすい鋼(はがね)にします。大きな炉から真っ赤な製鋼が流れるさまは圧巻です。その後、厚鋼板を圧延機で延ばしたり、冷間圧延などをして様々な製品を作っていきます。
残念ながら、この施設は2023年9月に休止することが決定されているため、今後の扇島の開発にあたり川崎市などと協力して、脱炭素社会の実現に資する公共性・公益性の高い土地への転換を図り、地域や社会の持続的な発展に貢献するべく検討しているとのことでした。
なお、扇島の南、横浜市側の工場は存続し厚板の製造は続けられるそうです。